⑧バリューブックスの買取トラブルを相談できる企業と団体

 


バリューブックスの不当査定に泣き寝入りしていませんか?

私はブログにて、バリューブックスの宅配買取でNEWニンテンドー2DS LLが0円査定された挙句、商品の返却を希望してもバリューブックス側がそれを頑なに拒否し、それでも何度も交渉を重ね、何とか2DS LLを取り戻した事を記事にしました。

私はこの買取トラブルの件を国民生活センター、消費者庁の相談窓口(景品表示法違反被疑情報提供フォーム)、くらし・環境部 県民生活局 県民生活課に報告しました。以上の団体からは「不当な取引行為の疑いのある事業者」であるとの回答をいただきました。

以下に国民生活センターの発信している注意喚起の記事を掲載します。

宅配買い取りサービスのトラブルが増加しています!−段ボールひと箱分でも数十円!?「手軽に高額査定」のはずが…−(発表情報)_国民生活センター www.kokusen.go.jp

↓(宅配買い取りサービスのトラブルが増加しています!PDF)

https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20171109_1.pdf

では返却不可の2DS LL 0円査定がどれほど理不尽なものなのかを説明させてください。私が2DS LLを宅配買取に出した理由は「2DS LL本体の中古相場の価格が高騰している」からです。同業他社では18000円で買取している所もあります。個人売買のメルカリでも15000円以上で取引される商品です。私の2DSはあまり使用していなかったので、傷一つなく比較的美品であり、ちゃんと正常動作するものでした。商品の箱と取説もある状態です。

バリューブックス側の言い分は「2DS本体のカートリッジに引っかかりがあり、それが重大な故障に繋がるから0円査定にした」「ソクフリ(査定後、即振り込むシステム)なので商品の返却は不可」というものです。ところが、バリューブックスにゲーム機専門の修理スタッフは不在なのです。つまり、重大な故障の可能性を査定員が判断できるはずがないのです。

もう以上の情報だけでバリューブックスが裏で「ソクフリ+高額査定商品+0円査定+返却不可」という仕組みを利用して、不当に利益を得ている可能性をどうしても連想せざる得ません。

事実、私は取り戻した2DS本体を製造元である株式会社任天堂の任天堂修理サポートに「この2DS本体は本当に故障しているのか?」判断を委ねました。任天堂修理サポートの回答は「修理不要」とのことでした。そして、この買取トラブルの詳しい詳細も任天堂に報告しました。任天堂の解答は「お客様の意見として、関連部門に報告します」とのことでした。


他の被害者の方へ

本やCD、DVDやブルーレイ、ゲームソフトの場合でも、理不尽な査定に対して問い詰める方法はあると思います。 ただ、ゲーム機のように「正常に動作するかどうか」で明確に反論できるわけではないので、査定基準の不透明さや相場との乖離を突くのがポイントになります。


本・CD・ゲームソフトの不当査定を問い詰める方法


1.事前に相場を調べる

  • メルカリやヤフオク、Amazonなどで同じ商品の売価を調査し、適正価格を把握する。
  • 価格比較サイト「日本の古本屋」「ブックオフオンライン」などで買取相場を確認。

例:「Amazonの最低価格が1,500円なのに、なぜ0円査定になるのか?」「ブックオフでは100円以上の買取価格がついているのに、なぜバリューブックスでは値がつかないのか?」


2. 査定基準を具体的に問いただす

・「どのような理由でこの査定額になったのか?」 を明確に聞く。
・「状態が悪い」→ どこが?写真を送ってもらえますか?
・「需要がない」→ 本当に市場で需要がないのか?」(相場との比較)
・「システムによる査定」→ 具体的な基準を提示してください


例:「この本は市場で需要があり、他社では買取価格がついているのに、なぜ御社では0円なのですか?」


3. 商品が実際にどうなっているか確認を求める

  • 本やCDの場合: 「ページの汚れや破れ、帯の有無などが査定に影響する」とされることがあるが、実際にどこが問題なのか具体的な指摘を求める。
  • ゲームソフトの場合: 「動作確認はどのように行ったのか?」といった点を聞く。
  • 例:「本当にキズや汚れがあるなら、どのページにどの程度あるのか教えてください。」
    「どのような方法でゲームソフトの検品を行い、どの部分が問題と判断されたのか?」


4. 返却不可の場合は、その理由を明確にさせる

バリューブックスは「返却不可」を理由に0円査定を受け入れさせようとすることがあるが、

  • どの規約のどの部分に基づいて返却できないのか?
  • 返品を拒否する正当な理由は何か?

を質問する。


例:「この商品は元々買取可能なリストに掲載されていました。なぜ返却不可なのですか?」
「貴社の規約のどの条項に基づいて返却できないのですか?」


5. 返却や再査定を求める

  • 「この査定は納得できません。他の査定基準と比較しても適正とは思えません。再査定をお願いします。」
  • 「納得できる査定が行われないのであれば、商品を返却してください。」
  • 「返却できないのであれば、その理由を文書で説明してください。」
例:「この査定額には納得できません。他社との相場比較を考慮して、再査定をお願いします。」
 「このまま0円で処分されるのは納得がいかないので、返却してください。」

交渉において重要なポイント

・冷静に、論理的に問い詰める(感情的にならず、具体的な証拠やデータを提示)
・証拠を揃えておく(査定前の写真、買取相場のスクリーンショットなど)
・規約の矛盾を指摘する(「買取可能」と書いてあるのに0円査定、返却不可の合理的な理由がない等)
・最終的には消費者センターへの相談をちらつかせる(「納得できなければ第三者機関に相談します」)


まとめ

2DS LLのように「動作品が0円」という明確な矛盾ではなくても、相場との比較・査定基準の不透明さ・規約の矛盾を突いていけば、納得のいく対応を引き出せる可能性があります。

「査定基準の透明化」を求めるのも大事なポイントですし、「返却不可の理由を明確にさせる」のも交渉において重要です。


※この記事を参考に交渉しても、必ずしも同じ結果になるわけではありません。各自の判断で行動してください。


※バリューブックスの対応はケースバイケースかもしれません。私の場合はこういう交渉で返却されましたが、同じように対応してもらえるかは分かりません。


↓バリューブックスのお問い合わせフォームはこちらです

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不当な買取査定の被害者がどう動くべきか

バリューブックスへの責任追及と改善要求を要望しても、今までの対応があまりに不誠実でお問合せフォームで投げかけた、全ての質問に対して論点ずらしをするので難しいと思います。なのでバリューブックス側の改善を求めるよりも被害者がどう動くべきかに重点を置くべきだと思います。


買取トラブル等の消費者トラブルを報告と相談ができる企業や団体があるので、以下に紹介します。


■国民生活センターの相談窓口

<平日>

●国民生活センターお昼の消費生活相談

電話相談:03-3446ー0999

受付時間:平日 11:00~13:00(年末年始、土曜日曜祝日を除く)

お昼の消費生活相談窓口_国民生活センター www.kokusen.go.jp


<土曜・日曜・祝日>

●消費者ホットライン

電話番号:188(局番なし)

受付時間:土曜・日曜・祝日 10:00~16:00

土曜、日曜、祝日に利用できる相談窓口_国民生活センター www.kokusen.go.jp

※平日にお電話いただいた場合は、お住まいの地域の消費生活相談窓口を御案内します。

○消費者トラブルFAQサイト(国民生活センター)

消費者トラブルFAQ 消費者トラブルFAQ www.faq.kokusen.go.jp

消費者トラブルにあわれた方に対して、FAQ(frequently asked questions)形式で、トラブル解決を支援する情報を提供するとともに、相談窓口等を案内しています。

■消費者庁の相談窓口

●景品表示法違反被疑情報提供フォーム

景品表示法違反被疑情報提供フォーム | 消費者庁 www.caa.go.jp

●くらし・環境部 県民生活局 県民生活課

電話:054-221-2175
FAX:054-221-2642

メール:shohi@pref.shizuoka.lg.jp


以下に掲載するのは私が今回の件を報告した、企業の不正や不祥事を報告するお問い合わせ窓口です。


・NHKニュースポスト情報提供窓口
・TBS news23情報提供窓口
・朝日新聞社 情報提供窓口
・テレビ朝日 情報提供窓口
・FRIDAYデジタル情報提供窓口
・西日本新聞「あなたの特命取材班」情報提供窓口
・産経新聞社 情報提供窓口
・共同通信社 情報提供窓口
・文春オンライン文春リークス
・弁護士ドットコムニュース
・ハフポスト日本版
・J-CASTニュース


実は現在、以上の中からコンタクトを取れた企業・団体がございます。その企業・団体からは「今回の件を報道するまでは、弊社とコンタクトをとっていることをSNSやブログで公表するのは控えてください。」との希望なので、どの企業・団体に情報提供しているかの詳しい詳細は差し控えさせて頂きます。ご了承ください。


バリューブックスの査定基準に疑問を感じる人が多いようです。この記事を読んでいる人の中で私と同じような買取トラブルに見舞われた方は、泣き寝入りする前にぜひバリューブックスを問い詰める行動をしてみてはいかがでしょうか?
 
例え商品を取り戻せなくても、消費者トラブルを相談できる企業や団体に報告することは、他の新たな被害者を生まないためには、とても有益なことです。納得のいかない査定結果に対して、抗議の問い合わせをするのは個人の権利です。


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