バリューブックス社長の人物像に迫る。〜社長は0円査定に関与しているのか?〜



【これまでの経緯】

私は先日、バリューブックスとの買取トラブルにおいて、NEWニンテンドー2DS LLが0円査定で無理矢理買い叩かれそうになったことをバリューブックスとの問合せのやり取りを交えてブログの記事にて長文で解説してきました。

その中で気になったことがあります。

それは「0円査定は社長が現場で指示しているのではないか。」という事です。

なぜなら、バリューブックス側は問い合わせで私の全て質問に対して、論点ずらしで対応し、何度も私に「あなたを訴えますよ」的な態度で法的措置をチラつかせて圧力をかけて脅迫してきたのです。

バリューブックスの問い合わせでの対応があまりにも不誠実で横暴なのです。最終的には「嫌なら他の業者を使え」という態度でお客を突き放し、こちらの質問には一切まともな回答をしないという事態でした。

とにかく、バリューブックス側の主張は

「顧問弁護士の指導のもと、一切問題の無い業務内容で事業を行っている。」

とその部分だけを頑なに強調し、お客の意見を全て封殺するという、むしろ逆にバリューブックス側が法的に大丈夫なのだろうか?という疑問さえ、よぎって来るほどでした。

ネット上のSNSやブログではバリューブックスの宅配買取においての評価で「0円査定で商品が買い叩かれた」という悪評は見かけます。よくもまあ、こんな0円査定を躊躇なく業務で実践し続けることができるなぁと、呆れてしまいました。

消費者庁案件(※実際に消費者庁に報告しました)のこんなヤバい事業内容をどうして、続けることができるのか?

その答えはつまり「社長」にあるのではないかと推察しました。


【バリューブックスの社長】

ではバリューブックスの社長の経歴を見てみましょう。


鳥居 希(女性)
1973年生まれ。長野県坂城町出身。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業。
モルガン・スタンレー証券(現モルガン・スタンレーMUFG証券)に15年間勤務。2015年、株式会社バリューブックス入社。
B Corp認証取得を主導するとともに、B Corpハンドブック よいビジネスの計測・実践・改善』を黒鳥社との共同プロジェクトによるコミュニティで翻訳。
20226月、自社レーベル、バリューブックス・パブリッシング第1弾の書籍として出版する。20247月、同社代表取締役に就任。
20243月、一般社団法人B Market Builder Japan設立、共同代表就任。


この方は高学歴・外資金融出身・サステナビリティに強い意識を持った経営者で、一見すると「良識派の模範的リーダー」のように見えます。だからこそ、もし現実と理念が乖離している部分があれば、そこが非常に大きな“矛盾”として浮かび上がるのではないでしょうか。

1. 「B Corp認証」との矛盾

  • B Corp認証は「社会や環境への配慮、透明性、公正性」を大前提とした企業認証です。
  • なのに「0円査定」「説明責任の不在」など、実態が伴っていない場合、それは理念との明らかなダブルスタンダードです。
  • ⇒「社会に良い企業」として認証されているのに、現場では「顧客の資産を軽視」している…?

2. モルガン・スタンレー出身というキャリア

  • 利益主義的な金融の世界出身という点も皮肉的に聞こえる。
  • ⇒ 「社会貢献を掲げていても、根底には“数字優先の思想”が染みついているのでは?」

3. 長野県坂城町出身、地元志向をアピールしているのに…

  • 地元を大事にしている風に見せかけて、全国の消費者には冷酷な0円査定という現実。
  • 「地域愛を語りながら、ネット越しでは誠意も責任も見えない企業体質」



【社長挨拶文を掲載】

みなさん、お疲れ様です。

7月から新しく代表取締役になります、鳥居希(とりいのぞみ)です。


まずは、会社を創業し、発展させてきたすべてのみなさまに、心からお礼をお伝えしたいと思います。


そして、15期から17期(2021年7月~2024年6月)までの3年間、たくさんの試行錯誤と葛藤をへて生産性をあげる環境をつくり、直前の大きな赤字から継続的な黒字への転換をリードしてきた健介さん、本当にお疲れさまでした。


一緒に働いていて、本当にみんなのことを大事に、真剣に考えているんだなあということがよりわかる3年間でした。たくさん話をしたけど、そこで語られる以上のプレッシャーを抱えた3年間だったのではないかと思います。


パンデミックの影響も残るこの大変な3年間に、社長を務めてくれてありがとうございました。

 

さて、今後は、その時々の課題に対応し、注力することを目的として、3年に1度程度のスパンで役員構成を変更していく方針となりました。ここから3年の代表就任にあたって、どんなことを考えているか、お伝えさせてください。少し長くなります。

 

まずは簡単な自己紹介から。

バリューブックスは2007年に創業、私は2015年7月に入社しました。


証券会社での経験を経て、地元である長野に戻り、次の仕事を考えている中で、バリューブックスの人たちと出会い「この人たちと同じ船に乗りたい!」「バリューブックスがもっと良くなったら、きっと社会はもっと良くなる!」と思って入社させてもらいました。


発送や査定など倉庫の仕事を教えてもらった後、寄付の担当として、どうしたら買取率が高くなるか電話対応を含めていろいろ試し、だんだんと会社やチャリボンのことを社外で話す仕事もするようになりました。


2016年からB Corp(ビーコープ)のプロセスにも取り組み、財務関係も資金繰りの部分を担当しています。


2020年春くらいから始まった新型コロナ大流行の有事には、新型コロナ対応の責任者として、たくさんの人と一緒に対策を行ってきました。なんとか乗り切れたのはみなさんのおかげだと、今これを書いていて改めて思います。ありがとうございました。

 

B Corpは、ビジネスをよい社会のための力として使うしくみであり、ムーブメントです。


新型コロナ対応をしつつ、B Corpのプロセスを進め、更には仲間を増やすために、社内外たくさんの人たちと協力しあってB Corpハンドブック よいビジネスの計測・実践・改善』(日本語版)をバリューブックスから出版したのが2022年6月。


バリューブックスがB Corpになるまであと一歩ですが、このプロセスを通して見えてきたことがあります。


「バリューブックスは、利益を追求しながら社会と価値を共有する取り組みをたくさんしているけど、日本のジェンダーギャップの課題をそのまま社内で反映していないか?」と。

 

突然ですが「Boys, be ambitious.(青年よ、大志を抱け)」ということばを聞いたことありますか?これは、札幌農学校(現北海道大学)のクラーク博士が言ったとされている有名なことばです。


中学生の頃に北海道に行った時、クラーク博士の銅像を見ながらこのことばを聞き思ったこと、それは「は?ボーイズ?ガールズは?」。


なんで「ボーイズ」だけなんだ、と猛烈に怒ったことを覚えています(現代の解釈は置いておき)。


更にさかのぼると、子どもの頃、近所には男の子しかいなく、野球に混ぜてもらうことができずに無理やり退散させられ「みい(と自分を呼んでいた)も大きくなって男の子になったら野球をやる!」と暴れていたそうです。なぜか大人になったらみんな男になると思っていたようです(なんか。。。怒ってばかりの子どもですね)。

 

これらは子どもの頃の経験ですが、大人になってもやはり男女(だけではありませんが)の差は感じて生きてきました。


それが、「この会社がもっと良くなったら、社会は良くなる」と思って入ったはずのバリューブックスでも起きていることを、日々の営みの中で、またB Corpのプロセスを通じて気づいたのが、ここ数年です。

 

例えば、数値的な結果に直接影響しないと見られがちな仕事について、評価の対象になりにくいということ。


評価については、各チームでの評価結果を出した後、全体のバランスを見るために役員が確認をしています。その中で、特にケア的な仕事を女性がしていることが多く(全部ではありません)、その仕事に対して評価の対象となってないと感じることが何度かありました。


実例をあげてサポートして評価を正せたこともあれば、評価をあげるほど十分ではないという見方に対して否めないこともありました。それが続いたある日、シャワーを浴びながらそのことを考えていたら、めちゃくちゃ悔しくて涙が出てきたんですよね。


でもそれが何に対しての悔しさなのかははっきりわかりませんでした。自分になのか、違う意見になのか、本人たちになのか、はたまた世の中に対してなのか。

 

一方で、うしろめたさを感じながら生きているのも事実です。明らかに特権を得ているから。バリューブックスでの時間を含めて、これまでの人生のいろんな場面でがんばってきたとは思いますが、でもそれができたのは、


1. チャンスがあったから 


2. そのチャンスを得たときに生かせる環境だったから。


それが積み重なってしまった。嫌われるかもしれませんし、今となっては恥ずかしく思いますが、証券会社で働いていた時は「自分ががんばったからここにいる」と思っていました。当時は自分の努力や成果が直接的に評価され、昇進や報酬に結びついたと錯覚してしまっていたのです。


その後リストラになって、がんばってもどうにもならないことがあることを経験しました。バリューブックスに入ってそれまでとは違う景色が見え、更にB Corpを通じていろんなことを知るようになって、今は考えが変わりつつあります。

 

私たちが生まれる前から積み重なった偏った構造を、私たちは引き継いでしまっていると思います。

 

そして、その構造的な偏りは、本人の力だけではどうにもならないギャップを生み出していると思います。


女性である私が代表取締役になるというチャンスを、みんなで生かしたい。



それぞれの状況や抱えてきた/ 抱えているもの、考え方、ほんとうにさまざまだと思いますが、それらを超えてよい道を一緒に探っていきたいし、できると信じています。


「こんなにたくさんの人がお互いのことを考えている会社で挑戦できなかったら、どこで挑戦できるんだろう?」と本気で思っています。


2024年7月からの新たな1ページに、私たちの物語を一緒に紡いでいきましょう。

 

近日中に、もう少し具体的なことをお知らせします。

どうぞよろしくお願いします。

 

鳥居希




【理念に酔う経営者】



社長さん「0円査定」の現実を知っていますか?



「B Corp」──近年、ビジネスの世界でやたらと神聖化されつつあるこの言葉。 

「ビジネスで社会をよくする」

はいはい、それは結構。でも、理念を語るその口で、どれだけの“現実”を直視しているのだろう?

ここに一つ、好例がある。バリューブックス──古本の宅配買取サービスを運営する企業である。 2024年7月、同社の代表に就任した鳥居希氏は、その就任挨拶の中で、こう語った。

この会社がもっと良くなったら、社会は良くなると思って入社しました」 

「特権を得てきた自分に、うしろめたさを感じる」

「悔しくてシャワーで泣いたこともある」

さぞかし繊細で思慮深い経営者なのだろう。だが、この“誠実”な語り口が、ある種の欺瞞に支えられていることに、本人はどれほど自覚的なのだろうか。
現実に目を向けてみよう。

この会社では、利用者がゲーム機本体や書籍を送っても、「0円査定」で買い叩かれるケースが後を絶たない。 査定根拠の説明は不明瞭で、不誠実。丁寧に保管していたモノが、まるで“ゴミ”のように扱われる。

にもかかわらず──だ。

「私は女性で、差別されてきた。だからこそ、見えない仕事に目を向ける」

「B Corpという、社会性ある企業を目指すムーブメントに共感している」

こうした発言が、まるで免罪符のように使われるのは、なぜだろう?

評価されない仕事に光を当てる前に、査定されない客の財産について光を当てるのが先ではないのか?

泣きたくなるのは、シャワーの中のあなたではなく、「買取に出した商品が0円査定です」と通知を受け取った利用者の方だ。

理念は立派だ。B Corpの本も出版したという。

けれど、その本の横で、0円査定の現実を経験した人は、何を思うのだろう?

きっとこう思う。

──「社会を良くする」って、こういうことなんですか? と。

私たちは、そろそろ気づかなければならない。 理念という言葉が、実態の説明責任から経営者を守る“バリア”として使われる危うさに。

そしてもう一度、問いたい。
あなたの「誠実さ」は、本当に誰かを救っているのか? 

それとも、あなた自身の“いい人”イメージを守るためのパフォーマンスにすぎないのか?

バリューブックスが掲げる「社会性」が、ただの看板にならないことを願うばかりである。


【社長は0円査定に関与しているのか?】

社長である鳥居希氏が0円査定にどれほど関与しているかについては、公開されている情報だけでは断定することは難しいですが、企業のトップが経営方針やトラブルに一定の影響を与えることは確かです。


特に、企業の信頼性や顧客対応が問題になる場面では、経営者が直接的または間接的に関与している可能性が考えられます。



社長の関与についての可能性

経営方針の影響
もし社長が企業の方針として「利益を優先する」ようなスタンスを取っている場合、査定金額を低く抑えたり、0円査定を行うことが経営戦略として指示されている可能性があります。経営者が利益を重視して、コスト削減を求めることで、査定額に影響を与える場合があります。

裏で指示している可能性
最悪の場合、社長が直接的に0円査定を指示している可能性もあります。例えば、経営資源の制約や利益追求のために、買取査定担当者に「極力安価で買取りなさい」といった指示が行われていることも考えられます。このような指示が実際に行われていれば、企業の方針として問題視されるべき事態です。

無関心または認識不足
一方で、社長が完全に無知ということは考えにくいものの、場合によっては現場の問題が社長に届いていない場合もあります。経営者が日常的に細かい業務に関与していない場合、実際のトラブルについて無関心であるか、現場の状況を完全に把握していない可能性も考えられます。

企業文化と顧客対応
もし企業文化が「顧客より利益を優先」といったものだとすれば、0円査定が多発するのはその文化が影響している証拠とも言えます。社長がその企業文化を作り上げた場合、彼の考え方や方針が結果として顧客対応に現れていることになります。


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